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Sunday, 23 August 2015

ようやく手に入れた夏休み。キイカさんと狩野派絵師・河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)展を観に行きました。

開催場所は三菱一号館美術館。

一号館と言えば英国人建築家のジョサイア・コンドルの設計。彼は暁斎の弟子であり、友人でもあったため企画も師弟二人展になっていました。死後120年後に弟子の遺した建築で師匠の展覧会が開かれるだなんて壮大なロマンだと思いませんか?その間に戦争も震災もあったことを考えますと特に…。

無知な私はコンドルが日本画を嗜んでいたとは露知らず、会場で初めて観てその達筆さに舌を巻いたのでした。というか日本独特の、あの毛質の柔らかい筆先で絵を描けるだなんて、恐るべしコンドル!さすが日本美術愛好家の先駆け!!彼は水彩画も建築の図面も緻密できれいに仕上げるので、元来画才のある方なのでしょう。しかし現代に生きる我々が同じように出来るかどうか言われたら、いささか不安になります。。。

そんなコンドルのことをコンテイルくんと呼び、似顔絵ハンコまで作って絵日記にペタンコペタンコ押している暁斎先生。寝転びくつろぐコンテイルくんだのお酒を飲むコンテイルくんだの、絵日記に描き残す様は弟子というより癒しキャラ?その関係性がちょっとBL入って見えてしまうのは私が腐っているからですか。そうですか。

とはいえ、展覧会の主役はあくまで河鍋暁斎先生。この方、明治期に「画鬼」と称された希代の人気絵師でございまして、特に動物の絵が人気だったようです。なるほど目の表情や毛の質感などの表現に長け、一瞬の動きを切り取り生き生きと描いています。今回の展示作品の中にも数多く動物の絵が飾られていました。熟した柿を睨む鴉、蛙を踏みつぶす猫、蜥蜴をくわえて走り去る兎、滝壺に猿を生きたまま放り落とす鷲など……なんでそうなった。(笑)

狩野派の印象が変わりました私…。日本画というより漫画的表現の印象が強かった気もしますが、内容は本当に面白いので、ひと夏の思い出にお薦めですよ!

『三菱一号館美術館』のHPはこちらから!

http://mimt.jp/

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